ヴィジュアル系のごく個人的定義

そおゆうわけでごく個人的に考えるヴィジュアル系の定義の話です。
これはもうごく単純な定義で、『あるコンセプトの元に表現行為を行うバンド』ということになります。
これを解釈した上でごく個人的に厳密に定義した場合、私の中で『ヴィジュアル系』とみなされるバンドはMALICE MIZERのみです。


MALICE MIZERというバンドには、まず『人間とは』というバンドの存在意義となるコンセプトが存在しています。つまり、軽く逆説的ロジックになりますが、MALICE MIZERというバンドとはメンバーがあるコンセプトを表現するためのツールなのです。
そこからMALICE MIZERというバンドが『人間とは』というコンセプトを表現するために様々なコンセプトが派生し、それを表現するために楽曲や衣装やメイク、プロモーションビデオ、ライブといった二義的ツールが発生し、我々オーディエンスはそれらの二義的ツールを鑑賞することによってMALICE MIZERというツールを鑑賞し、最終的に『人間とは』というコンセプトを鑑賞しているわけです。


ここまでMALICE MIZERを持ち上げるなら、もう芸術家とか言ってしまって良いのではないか、とか思い至ったりしますが、そうでもないんです。あくまでもMALICE MIZERは芸術家や芸術集団ではなく音楽を活動の軸にしたバンドなので、これはどうみてもどう考えても『ヴィジュアル系バンド』の域を逸脱できないのです。


そしてMALICE MIZERと先にあげた『あるコンセプトの元に全ての表現行為を行うバンド』
という定義から一般的にヴィジュアル系とされているバンドをもう少し解題していきます。


といったところで今回の評論はお開き。
だってロジカルな思考力が続かないんですもの。
後日に続きます。
ついでにいうとなんだか高邁な感じになってきましたね。
根が高慢な人間なんで実際こんなもんでしか物を語れないんです。
アハハアハハ。